自重トレでも美ボディになれる!

現在のフィットネスブームでは主にダイエットを目的とした「ウェイトトレーニング」がパーソナルジムを中心に流行していますが、今後の日本でもおそらくコレクティブエクササイズやファンクショナルトレーニング、または環境を変えた野外でのパーソナルセッション、暗闇フィットネス(現在も有る)、バイクなどが流行るかと思います。しかし、フィットネスというものは流行り廃りではなく、自身が何を目的とし、どういったプロセスで理想実現まで持っていくのかが重要です。

何が言いたいのかというと、あくまでフィットネスの中にあるトレーニング方法は「手段」であって、それをしていれば理想が叶うわけではないということ。ウェイトトレーニング、ピラティス、ヨガを中心に現在広まっているフィットネスブームは「理想のカラダを目指す」「健康になる」という面においてはそれぞれが独立したものではなく、それぞれが協力していかないと顧客の理想を叶えることは難しいということです。

一番は1人のトレーナーが全てに精通し、指導できることが望ましいのでしょうがそれはかなり限られたトレーナーになるかと思います。

より多くの方々の、健康で美しくなりたい!という目標を叶えるためにはどうしたらいいかを考えてたどり着いたのが、自体重トレーニングです。

ダイエットには、なぜウェイトトレーニングなのか。

Home exerciseというのは利点が多いです。家を出なくていい、お金はかからない、家にあるものでできる、などです。その利点の中でも私が最大の利点だと感じるのが、「体重だけでも負荷になること」です。よくダイエットであれば【高重量でのトレーニング】が主流となっているかと思いますが、実は低重量でもダイエットは可能です。高重量では1回1回の消費カロリーが多いため確かに効率は良い、低重量であれば高重量ほど消費カロリーが多くないためエクササイズを高回数行う必要があります。数字は適当ですがイメージはこんな感じです↓

高重量トレ:3(高重量)×1(回数)×-20kcal/回=-60kcal

低重量トレ:1(低重量)×6(回数)×-10kcal/回=-60kcal

であるように、消費カロリーに関しては回数を増やせば大きく問題はないです。また、Rest時間を短くすることで人間にもともと備わっている有酸素機構の働きが強くなり、ミトコンドリアを活性させ、脂肪の燃焼効果も上がるため、ダイエットには最適の状態を作ることが可能になります。

自体重は高重量(負荷)なのか低重量(負荷)なのか

結論から先に伝えると、自体重は「フェーズによって高重量・低重量どちらにでもなり得る」です。

考えてみてもらいたいのは、皆さんは【エスカレーターまたはエレベーター】と【階段】が目の前にある時、どちらを利用しますか?多くの方は前者かと思いますが、なぜその選択をしたかという点が重要です。

おそらく階段を使わない理由は次の2点いずれかになるかと思います。

①効率が悪い

②疲れる

ちなみに膝が痛い、息が切れるというのも「疲れる」の内に入るかと思います。疲れるというのは体力の低下ですので筋肉の持久力も落ちています。筋持久力が落ちていると膝を支えるための組織も少し動いただけで悲鳴を上げる→危険信号を痛みで伝える。というイメージです。息が切れるのは心肺機能の低下も関連しています。

このように、多くの人は「今の自分の身体がそもそも負荷になっている」人が多いのです。これは自身の身体をコントロールすることも難しい「マイナスの状態」になります。逆に、自分の身体だけであれば長時間の運動が可能な場合「プラスの状態」で自体重ではあまり負荷にはなりません。「マイナスの状態=自体重でも高負荷」「プラスの状態=自体重は低負荷」となります。

ですので、そもそもマイナス状態の人であれば自体重だけでも筋肥大は可能です。ただし、ジムなどで扱う重量ではないので筋肥大にも限界がありますね。理想としては、「マイナス状態からプラスの状態を作ってからジムに通う」という流れが一番良いのかなと。いきなり初心者がYoutubeなどのSNSから仕入れたトレーニングを高重量で実施している事がありますが、すぐ怪我してしまうんですよね。

最後に

最初に言ったように、流行り廃りを意識し過ぎると今の自分に必要な事がわからなくなっていきます。また、大きな怪我に繋がることもあるので、段階的に。まずは自分の身体を負荷にして運動を始めてみましょう。この記事を読んだ方でダイエットをこれから始めていきたいという方は、ぜひこの記事を読み直しながらその場でスクワット20回やってみて下さい。しんどい!となる人はマイナス状態かもしれません。現状を知ってから最初は無理のない範囲で運動していきましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

カラダを「再調整」するパーソナルフィットネススタジオ

Reboa -リボア- Personal Fitness Lab

代表トレーナー 安西 一高

Instagram: @k_anza1

執筆者:reboa_office